はじめに
釣りにおいてさまざまなカテゴリーがあるなかで、始め難さ(ハードルの高さ)で言えば、バーチカルでのいわゆる元祖ジギングは、なかなかの上位に入ってくるかと思います。
なぜなら、ハードでテクニカルなシャクリのイメージが強いからです。
今でこそ、ジギングと一言でいっても、ただ巻きジグを用いたただ巻きジギングや極小シルエットで多魚種を狙うスーパーライトジギング(SLJ)などなど… 一見にはテクニカルが動きが必要ない釣り方が増えてきてました(それぞれに深いのですが…)
そんな流れもあり、ジギングのイメージも少しずつ変わりつつあるかと思いますが、いわゆるハードシャクリンなジギング船に乗るとなると敷居が高くて踏み切れない人も多いかと思います。
そこで、踏み込みに迷いがある人向けにこの記事を書いてみる事にしました。

最大の魅力はコレ
一度ハマるとやめられないジギング。多くの人がジギングにハマる一番の理由は、何といってもフッキングからキャッチまでのエキサイティングなやり取りです。
ジグをボトムまで落としてシャクリ上げる… 一見は、ひたすらこの単純行動の繰り返しに見えますが、とんでも奥深きジギングの魅力を簡単に説明すると、大きくは以下の3つのポイントになるかと思います。
楽しさの3大要素
- シャクリ(方)そのものを楽しむ(海の中を想像しながら魚に食わすイメージ)
- フッキングの瞬間の興奮(いきなりドン!or チェイスを感じながらドン!)
- 押し問答的なやりとり(中間の鉛などが無いため直接的な引きが味わえる)
直接的には以上ですが、あとはジグやタックル選びをする楽しさから始まり、釣行するまでにワクワク出来るプロセス…また釣りを楽しんだ後、更に釣った美味しい魚を食べれる喜び…などなど多岐に及びます。釣れる魚も高級魚ばかりです。
また、大物との格闘があったりするとしばらくの間、その余韻も楽しめます。

遊漁船か?プレジャーボートか?
まず、知り合いなどのプレジャーボートに乗せてもらってジギングを始める場合ですが、この場合はあまりハードルの高さを感じる事は無いかと思います。 …ので、始め易さで言えばこれが最もイージーかと思います。 そのようなツテがあって可能な人はプレジャーデビューから始めていく事をおすすめします。
次に遊漁船でのデビュー。 殆どの人がこのパターンになるかと思います。 マニアックでシャクリ上手なベテランさんばかりが乗っているイメージ… このイメージがジギング船に乗るハードルを高くしている面もあるかと思います。 また、タックルのチョイスなども気になるところですね。
しかし、自意識過剰になる必要は全くありません。 いざ、釣りが始まると人の事よりも、殆どの人はそれぞれ自分の釣りに集中します。 釣れた人が居ると「来たな!」って情報を得る為に、釣った人のジグを見るていど… そんなもんですので、あまり人目は気にしない方がよいです。
逆に、初心者の人がジギング船に乗るのは情報を得るチャンスです。
ジグのチョイス… しゃくり方… タックル選定… などなど、いろんな人の情報を見て感じて、吸収しながら釣る事をおすすめします。
まとめますと、ツテでのプレジャーデビューは敷居が低いのでおすすめですが、得る情報は偏る、あるいは少ない面もあります… ので、少しだけ成長スピードは遅くなります。 しかし基本的に自由なので気楽です。 コスパも良いです。
いっぽう、遊漁船でのデビューでは、とにかく成長スピードが早くなります。
なぜなら周りの人からの刺激や情報量が圧倒的に多いからです。 早く上手くなりたいなら遊漁船が一番です。 船長もプロですので、釣らせパターンを熟知しています。
てな事で、どちらも一長一短がありますのでスタートはとにかく「始め易い方」で良いと思います。 何より肝心な事はシンプルに1つだけ「楽しむ」という心持ちで始める事ですね。 それが継続性となり、更にジギングの深みに繋がっていきます。

らくらくパワーギアなら☟
絶対おすすめの安全対策- スタジオオーシャンマーク フックリムーバー (針外し)
さっそく動きましょう
はい。という事でざっと要点だけを書いてきましたが、これから始めたい人に特にアドバイスしたい事を以下にまとめてみました。
あ、基本的に少し敷居の高い遊漁船デビューの人向けに書いておりますが、プレジャーデビューの人も随所で参考になるかと思いますので、是非ご覧ください。
遊漁船選び
WEBで釣果を確認しながら、コンスタントに「よく釣れている船」をチョイスしましょう。そのような船長はまずアグレッシブな人が多いですので、ポイントや潮の特性もよく知っており、よく動くハズです。 とにかくジギングは初回が肝心です… 1日中シャクリまくって「ボウズ」で終わると心が折れそうになります。
しかし、少しでも釣れると「ドーパミン」がドバドバ放出され、次のモチベーションに大きく繋がります。 初回のジギングで釣れるか釣れないかは、その後つづけて行けるかどうかの大きな要素になり得ます。 ま、こればっかりは運もありますけどね。
タックル
初回はレンタルがあれば借りましょう。 根本的な相性はやってみないと分からない場合が多いからです。お試しは「タックルを揃えたけど止めた」などのリスク回避のためにかなり重要です。 またタックルのスペックも参考になります。
持参するならば、出来れば自前のあり合わせのタックルで試してみましょう(但し、基本スペックを満たしたタックルが前提になります) ※基本スペックはターゲットと海域で違うので船長に予め聞いて準備しましょう。
また購入して持参する場合ですが、ベイトリールの場合は最初は出来るだけレベルワインダーが付いたものにしましょう(レベルワインダー無しは慣れないと難しいです)
ジグ
何が良いかを事前に船長に聞きましょう。フィールドや時期でそれぞれ得意なチョイスがありますので、重さも含めて「何パターン」か準備しましょう。
初回のお試し釣行であっても、それなりの準備はしておきましょう… そして、後に続けられる様ならチョイスも楽しみながら増やしていきましょう。
またターゲットが増えるので、スロー系のジグの持参もおすすめします(普通に1ピッチ1ジャークでシャクっても良し… スローで誘っても良し… 釣魚の幅が広がります)
ジグパラ スロージグ 60g 100g 130g 160g 200g ヒラメ ブリ 3個/ 5個セット

オフショアは「お試し」からが後悔なし☟
まとめ
という事で、これからジギングを始めたいと思っている人向けに記事を書いてみましたが、ジギングについてはこれからも「細分化」して記事を作りたいと思います。
なぜなら私自身、これまでに色んな釣りをやってきて、勿論それぞれの釣りに独特の面白さはある中で、最も動的でエキサイティングできるのがジギングだからです。
スリリングでダイナミックなジギングゲーム… スポーツ感覚で「良い筋トレ」にもなります。 是非、始めてみられてはいかがでしょうか!


【 管付き針を使ったアシストフックの作り方!】
アシストフックの「作り方」をかんたん解説します 【 管付きフック&中芯入りリーダー編 】
【 スロー系ジグのフックセットについて考える!】
釣果に差がつく⁉「スロー系ジグ」のフックセットについて 【 実釣データからみる、わたしなりの考え方 】
【 きれいで安心強度のノット作りには必需品です!】
これはビックリ!まるで「焼きコブ」を作るためのもの⁉ 【 USBライターはアングラーの必需品 】
【 ランケルの格安PEラインを紹介した記事です 】
ランケルの「格安PEライン」を購入してみました 【 RUNCL製品と一般的な国産PEラインを比較検証 】
【 ライフジャケットの法規改定について 】
ライフジャケットの「着用義務違反」について 【 2022年2月1日より、違反の点数化が始まります 】
【 ジグの保管や運用にどんぴしゃり活用できます!】
【 保冷剤のびっくり上手な運用方法を記事にしました!】
百均の保冷剤と氷の寿命を比較してみました 【 アングラー&キャンパー必見の有益情報です 】
【 ボート免許の取得を検討される人はご参考にして下さい 】
ボート免許を取りたい人が「一番知りたい事」を記事にしました【 二級小型船舶免許を低コストで取る方法 】
【 プレジャーボートの維持費について!】
プレジャーボートにかかる「維持費」をかんたん解説します 【 ランニングコストをわかりやすく試算 / 20ft&60馬力 】
【 マイボート/ YAMAHAのフィッシングボート・UF20のご紹介 】
マイボートはヤマハの「UF-20」 & 船外機はスズキの「DF-60」です 【 かわいい愛艇のご紹介 】