はじめに★
ヘビーアングラーであるわたしは、釣行用としての常に氷を作り置きしております。
氷といってもいわゆる「裸氷」ではなく、ペットボトル(2L)に水を入れて凍らせて運用しております。…そして釣行ごとにその「ペット氷」をクーラーに入れ、持ち出しておりますが、かねてよりの改善テーマはやはり「氷の寿命」。
単に氷を増やせば良い問題でもありますが、現行の運用法で重量を増やさず、効率的に使いまわせる方法ないのか?…そんなこんなを考えていたある日、ふと名案が浮かびました!…それは、この凍らせている水を保冷剤に置き替えたらどうか⁉と言う事です。
という事で、思いたったら行動あるのみです。さっそく比較検証してみる事にしました。
準備したのはこちら、袋入りの「保冷剤」になります。なんでもよかったのですが、あえて低ランクで安価な「百均の品」を使って実験をしてみる事としました。
解凍速の比較実験☆
はい。実験の手法ですが、まずは保冷剤の中身を袋に入れます。
2リットルの「ペットボトル」を用いた実験では時間がかかるのと、溶け具合が確認し難いかと思い、見えやすくするためジッパー付のビニール袋で試す事としました。
袋の端をハサミで切って、保冷剤の中身を移します。
そして同量(500ml)の水を、もう1つ準備したビニール袋に入れます。ここは容量が少ないだけに大事なところなので、キッチリと計量して均一にします。
はい、この量を用いて一旦は完全に凍らせ、それを常温にした状態で「時間ごと」に溶け具合を観察していきたいと思います。
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常温での変化を観察★
準備が出来ました。こちらがおよそ「24時間」しっかり凍らせた状態です。
量が少ないので「かっちんこっちん」に凍っておりますが、これをわたしの部屋で自然解凍させながら様子をみたいと思います。
よ~い、ドン!
はい。まずは「3時間後」の状態です。
う~ん… まだハッキリとは分かりにくいのですが、保冷剤の方が凍結部位の面積が少し多く残っている?のが、何となく感じ取れます。
そして「6時間」が経過した状態になります。
こうなるとかなり分かりやすくなってきました。水はおよそ70%は溶けている状態が見て取れます。一方で保冷剤の方は60%くらい溶けているかな?ってな感じです。
ここからは溶け行く「加速度」が上がりますので、時間を短く切って見ていきます。
こちらが更に30分経過した、およそ「6時間30分後」の状態です。
凍結部の体積の差が目視で更に分かりやすくなりました。水の方はすでにゴルフボールの大きさほども残っておりませんが、保冷剤の方はまだ倍以上残っております。
はい、さらに30分経過して「7時間後」の状態です。
保冷剤の方は30分前と、ほとんど変わっていないように見えますが、氷の方は芯が確実に溶け出して色も薄くなっているのが見て取れます。
更に30分経過した「7時間30分後」の状態です。完全に勝負ありって感じですね。
ここまで、保冷剤の方は「一定の凍結体積」からは溶ける加速度が落ち、徐々に小さくなっていきました。一方で氷の方は小さくなるほど加速度が上がったイメージです。
けっきょく、保冷剤の方が完全に溶けたのはおよそ「10時間後」でした。
つまり、500MLの容量において「約2.5時間」ほどの寿命差となりました。…つまり、割合換算で25%ほど保冷剤の方が長持ちする。という結果となりました。
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という事で、実験で明らかな「寿命差」が確認できましたので、さっそく2リットルのペットボトルに保冷剤をしっかり入れ込みました。
はい。そして、わたしが常に凍らせているペットは4本ですが、ひとまずはそのうちの2本を「保冷剤仕様」にする事としました。
というのも、更に容量が増えた場合での比較を追加で行ってみたいからです。今度の釣行で4本全てを持参して、各2本の溶け具合を比較してみたいと思います。
釣行後の状態を比較★
はい。釣りに行ってまいりました!…で、こちらが「実釣後」のペットの状態です。
すごい結果になりました。
画像では分かりにくいかも?知れませんが、氷の方は2~3割くらい溶けて水になってますが、保冷剤の方はほとんど溶け出してもいません。
信じられませんが、なんと!保冷剤の方はまだ「カチカチ」の状態のまま。
実に素晴らしい結果となりました。実験は思惑に沿った「大成功」です。これにて、今後は全てのペットを「保冷剤仕様」にしたいと思います。
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まとめ☆
とても素晴らしい実験となりました。特に分かった事は「解凍速度」の違いです。
正確に言うと「解凍速度」というよりは、経過時間による「加速度割合」に違いがある。と言った方が正し言い方になります。…要は氷は体積が小さくなると一気に溶け出しますが、保冷剤は途中から踏ん張りが効くイメージです。
また、分かった事はそれだけではありません。後の実釣での実験から、体積を増やせばさらに「加速度割合」に差が生じる事がわかりました。…簡単に言うと、体積を増やせば寿命差がさらに大きくなっていく。という事です。
市販の保冷剤では容量が少ない... あるいは形状的にアンマッチである... という人にはおすすめのアイディアになったかと思います。トータルコストも安価で済みます。
さらに... これが百均の保冷剤でなければもっと長寿命なのかも?知れませんね!有意義な実験となりました。皆さんのお役に立てれば幸いです。
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