金属遊び研究会 fisherman RYO

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【 保存版 】いわゆる「オニカサゴ」とは!? オニカサゴとイズカサゴの違いを徹底解説

オニカサゴとは!?

 

これまで釣りをしてきた中で、ときどきお目にかかる、いわゆる「オニカサゴ」ですが、実は「何となく」の認識で、その魚たちをオニカサゴと呼んでおりました。

 

ところがわたしの中では、実態と認識に「ズレがあるのでは?」という感が、ずっと拭えきれずにおりました。…つまり、どこか「違和感」を感じていたという事です。

 

そこで調べてみたところ…「案の定」でした。正確には分類的に「2種類」ほどの、いわゆる「オニカサゴ」と呼ばれる魚が存在していた事がわかりました。

 

ついて、その違いを過去に釣った「オニカサゴ」の画像と合わせて解説していきたいと思いますので、よかったら最後までご覧ください。

 

 

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さっそく解説していきますが、上の画像も下の画像も「オニカサゴ」になります。

 

そしてこちらが、いわゆる元祖の「オニカサゴ」という事になり、少し浅場寄りの岩礁帯に生息している種になります。擬態が素晴らしいです。

 

それにしてもいかつい顔!  まさに「オニ~」って感じですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて以下の個体も、いわゆる元祖の「オニカサゴ」になります。

 

およそ30Mほどの「天然漁礁」で釣った1本ですが、ご覧の通りスロー系のジグに飛びついてきております。ジギングでも釣る事ができます。

 

次項から、見た目が少し違う「オニカサゴ」の説明に入りますので、以下の画像で「元祖オニカサゴ」の特徴をよく見ておいて下さい。

 

 

 
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俗称「オニカサゴ」について

 

はい。次に以下の画像は、先ほどまで解説してきた「オニカサゴ」とは種が違い、見た目も少し違います…  何が違うか分かりますか!? 

 

但し、こちらも「オニカサゴ」と呼んで、間違いではありません。

 

…うん?どうゆう事!?  と思われたかと思いますので、丁寧に説明します。

いわゆる「オニカサゴ釣り」として、一般的に遊漁船などでの「ターゲット」となるのは、どちらかというとこちらのオニカサゴの方です。

 

正確に言いますと、こちらの正式和名は「イズカサゴになりますが、いわゆる呼称として一般的に「オニカサゴ」と言われる事が多いカサゴになります。

 

少しややこしいのですが… 要は、冒頭で紹介した「元祖のオニカサゴ」の方が、分類上では本物オニカサゴという事になります。

 

但し、本や雑誌などでも「イズカサゴ」の事を普通に「オニカサゴ」と紹介しておりますので、呼称としては「オニカサゴ」でも間違いではありません。

 

ま、あえて言い方で分別するならば「オニカサゴ」と、「本オニカサゴ」っていったところになりますかね!?  …もちろん、イズカサゴはイズカサゴでも良いですが、オニカサゴの方が認知度がありますので、皆さんどちらもオニカサゴと呼ぶ人が多いみたいですね。

 

 

はじめよう、自分らしいブログ

 

 

イズカサゴの特徴

 

以下の画像でもわかるように、イズカサゴ(通称オニカサゴ)は、かなりオレンジ色が強く、見た目がかなり「華やか」な感じです。派手カサゴでもい~のでは!?

 

上がってきたらすぐに分かるほど目立って「美しい魚」ですが、水圧の変化にも強く、胃の飛びだしもなく、イケマの中で最後まで元気に泳いでいます。

 

ちなみにカサゴ類の中でわたしが一番好きなのが、この「イズカサゴ」になります。

 

 

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イズカサゴは、水深80M~200Mまでの少し深場寄りに生息しております。

 

こちらの画像も、水深約85Mほどの「人工漁礁」で釣っておりますが、ごりごりの岩礁の中というよりも、少し障害物のある「砂地混じり」の場所の方が良く釣れる気がしておりますので、「ザ・岩礁」が好きなウッカリカサゴなどとは、上手く住み分けしているのかも知れませんね。

 

 

 
魚をさばく楽しみ

 

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比較画像

 

以下画像は、分かりやすくするために加工した画像になります。

 

もうお分かりだと思いますが、上の方が「オニカサゴ」、下の方が「イズカサゴ」になり、共に「フサカサゴ属」となります。

 

オニカサゴは、顎の下にひげのような?あるいは触覚のような?ものが、数本ありますが、イズカサゴにはありません。また背ビレには明確な「形状違い」が見受けられます。

 

岩場に疑似してわかりにくいのは、完全にオニカサゴの方ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらもお分かりかと思いますが、左がイズカサゴで、右がオニカサゴになります。

 

呼び方としては、共に「オニカサゴ」でも間違いはありませんが、ここでは分別しやすくするため「正式和名」で説明しております。

 

あえて「本物は?」という言い方をするならば、元祖のいかつい方が本物のオニカサゴで、イズの方は通称オニカサゴ、正式和名ではイズカサゴという事になります。

 

大きさや、個体差はもちろんありますが、オニカサゴの方が「丸めの体形」になり、イズカサゴは少しだけ「スレンダーな体形」となります。

 

あと、体表面のざらざら感と言いますか、凸凹感と言いますか、より複雑な体表質で、目が粗い感じがするのが「オニカサゴ」の方になります。

 

また色合いについても、白っぽさや黒っぽさが入ったりと、より複雑でグラデーションが細やかなところもオニカサゴの大きな特徴です。

 

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美味しいのはどっち!?

 

はい。そして、やはり気になるのが「味の違い」になるかと思います。

 

わたしの感想では、深場で釣れる「イズカサゴ」の方が美味しいかな!? って思いますが、基本的には人に「差し上げる」事が多いので、明確な記憶ではありません。

 

そこで、以下のサイトでの比較を見てみましたところ...  わたしの感想通りの結果でした。味の評価としての★印がイズは4つ、オニは3つでした。

 

つまり、一般的な評価としては「イズカサゴ」の方が美味しいという事になります。

 

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まとめ

 

という事で、これまで曖昧な認識で、何だか引っかかっておりましたが、改めて違いを調べてみてスッキリしたところです。

 

正直なところ、わたしは浅場で釣れたオニカサゴと、深場で釣れたオニカサゴは同種であり、見た目の違和感は、ボトム環境による「疑似性」の違い、つまり自らが保護色となるように擬態しているものとばかり思っておりました。

 

もしも、同じ日に「両方のオニ」が釣れていたら、もっと早く調べていたかも知れませんね。…ま、いずれにしても同じ海域で、似たような魚が釣れるというのも面白い事ですが、共に「超高級魚」として「恵みがある」というのはありがたい限りです。

 

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