はじめに
釣った魚を「最高の状態」で持ち帰るために、絞め方や血抜き法、また保存方法はなどについて学んできましたが... そのために必要な「お役立てグッズ」をこのたび具現化しましたので、ご紹介させていただきます。
市販品では存在しないので自作しましたが、誰でも思うような形状にでき、しかも安く、そして本当に手軽に作れますので、お持ちのクーラーボックスの「スペックに合わせてアレンジ」されてみては如何でしょうか⁉
絶対におすすめの安全対策- スタジオオーシャンマーク フックリムーバー (針外し)
クーラーボックスのメンテ
...と、その前に⁉ 気になったのが、コールマンのクーラー(68L)のひび割れ。
古いので買い替えても良いのですが、愛着があるので修理することにしました。経年劣化で「縦割れ」ができておりましたので、コーキングで隙間を埋めました。
合計で4ヶ所も縦割れが出てましたが、全てきれいにコーキングしました。あくまで応急処置にすぎませんが、これでしばらくは止水できそうです。
役立つ治具製作
はい。そして、ここからが本記事のメインコンテンツになります。
まず、以下の塩ビ管をホームゼンターで購入してきましたが... さてはて? これでいったい何を作るのか想像できますか⁉
ヒントです!
まずはこれを、修理したコールマンのクーラーボックスの中に入れて、軽く当てがって大まかな「寸法取り」をしていきます。...これで何を⁉
はい。ここまでくると、もうお分かりの人は多いのではないでしょうか⁉
長手方向や横幅、高さなど... 想い通りに「寸法取り」をしながら、塩ビパイプを切断して形にしていきました。
接着のときの勘どころですが、最初に固定しても「問題のない箇所」を先にきめて、平行度や直角度に影響する箇所を次段階できめてバランスをとります。
この作業を慎重にしなければ、ガタガタするものになりますので気をつけてください。
デケデケデーン!...こちらが答えになります。
クーラーボックスの底に冷海水を作り、釣った魚を底の冷海水で冷やし、冷えた魚を床上げして保管するための治具になります。
また、冷海水の利用以外にも「魚を氷に当てたくない時」や、「氷が溶けてできた真水に魚を浸したくない時」など... 魚を底上げしたい時にも便利に使うことができます。
冷海水も大量につくる必要はないので、あまり深くしませんでした(深いと上ブタまでの隙間スペースも狭くなる)※1時間ほど魚を冷やしたら上げるイメージで製作
そこそこの大物でも何とか浸すことができるよう、高さは約13センチ。また、床上げした魚が落ちにくくするため、長手方向の隙間は約16.5センチに設定しました。
長手方向の隙間は、氷のスペースなど考慮すると「できるだけ広く」、かつ「魚が落ちにくい絶妙な幅」に、汎用性を持たして設定しました。
使いまわしもOK!
また、このような形で「他のクーラーにも使える」ように、バランスを取りながら製作しました。※最も小さいコールマンの68リットルクーラーのマックス寸法で設定
因みにこちらは、ダイワの80リットルクーラーですが、ボート常設の、IGLOOの85リットルクーラーにもいい感じで使えます。
このように片側に寄せると、大きい氷を入れこむスペースも確保することができます。
因みに材料費は、およそ¥1.800-ほどかかりましたが、1mの直管が2本余りましたので、実質的には約¥1.200-で製作しております(パイプカッターと接着剤は除く)
釣り師のマイ冷凍庫に!
まとめ
ということで、「床上げ治具」というアイディア製品は如何でしたか⁉ いつでも誰でも、かんたんに製作することができますので、よかったら参考にしてください。
釣った魚を冷海水で冷やす... &床上げ。魚をおいしく持ち帰る方法は賛否多論ありますが、いづれの場合でも「便利に活用できるアイテム」かと思います。
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