金属遊び研究会 fisherman RYO

日本海でジギング&トップゲームを中心に遊んでいる船長ブログです。状況に合わせたさまざまな釣りに挑戦してます💪

【 保存版 】5分で分かる!魚に優しいスカリ(生簀)の作り方をかんたん解説

 

魚を大切に活かすために

 

釣った魚(あるいは獲った魚)を長時間活かす際に、よくあるのが「魚の体がボロボロに傷ついている」という事象。…なぜそうなるのか?

 

それは、狭いところで密度高く泳がすため、ストレスや接触で暴れる事で、スカリの網に擦れる事で起きます(側面の鱗、口元、ヒレ、腹部などが傷み、血がにじむ)。

 

これは、魚種や組合せ、また密度にもよりますが、狭いところで長時間活かしておくと、よく起きてしまう「悩ましい事故」です。

 

そのため対策を考え... 結果、良案が浮かび「魚に優しいスカリ」を製作する事に成功。使用してみて効果が見えましたので、記事にしたところです。

 

構造はごくシンプル、かつ製作も簡単ですので、分かりやすく「短文記事」で説明したいと思います。ご興味のある方は、ぜひ最後までお付き合い下さい。

 

 



 

作り方は簡単&自由アレンジ

 

はい。まず購入したのは以下の資材です。いわゆる樹脂ネット

 

この素材選定が全てと言っても過言ではありませんが、類似品をいろいろ見て回り... 網目肌触りにはかなりこだわりましたので、決めるまでにいささか時間を要しました。

 

とにかく、この素材そのものが肝。選んだのは再生ポリエチレン製の「マルチメッシュ/90cm*5m)。網目は12mm目。いい感じの網目です(対象魚によっては狭い網目や広めの網目もNETで購入できます)

 

私が購入した画像の品マルチメッシュ12mm 黒 90x5m

 

紐は、なんとなく材質と色を合わせたものにしましたが、止めの部位が「縛り難い」という事がありましたので、後にロープで補強しました。...ので、止め紐は最初からΦ3程度のロープ(耐候性がそこそこあって水に沈むもの)で良いかと思います。

※ロープはポリエステル製・金剛打 3mm*50mを追加で購入

 

 

 

少し細目の9mm

 

少し広めの19mm

 

 

 

かんたん製作方法

 

はい、ではさっそく順に作り方を説明してまいります。

 

まずは、この樹脂ネットをぐるっと円形に回して端を止めました。そして、この度は正方形に設計したので、正方形に「ハサミで切った同素材」を当てがい、紐を通して形を決めます。

 

各コーナーは、指で曲げると簡単にクセがつきますので「形状造り」は実に容易です(それがこの素材の良いところ)。正方形が簡単に成形できました。

※この底形状を円形にすると円型スカリとなります

 

 


 

 

 

 

 

繋ぎの部分は、こんな感じで丁寧に編み込みました(ここは初めから、柔軟性のあるロープ類をおすすめします)。※耐候性があって水に沈むもの

 

画像のポリエチレンロープは、随所で結ぶ際に締まり(止め)難かったですので、後にポリエステルロープ(Φ3)で補強を入れております。

 

 

 

 

 

 

ひっくり返して、底部を下にした画像です。

 

これにて、およその形状がイメージしやすくなっかたと思います。正確に測ってませんが、だいたい700mm角~800mm角くらいかな?テキトーです。

 

 

 

 

 

魚の気持ちになって、中を覗き込むと… 樹脂網に当っても材質はツルツルで、暴れても体は傷つき難く、居心地も良い?って感じです。 勝手な想像...お魚ちゃんごめんね🙏

 

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はい、そして高さも適当に決め、部材はそのまま活かしつつ「蓋にできるように」切り込んで、上部を作りました。※ここで余分な網は切除します

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、スッキリ!

 

開いた時の画像を撮り忘れましたが、画像に向かって、ロープを解いたら「左に開ける」構造になっております。

 

上部面積のおよそ半分をフタにしました。これは魚を取り出しやすくするため。そして、柔らかい素材ですので、補強のため塩ビ管を骨替わりに入れました。

 

原始的ではありますが、フタの開閉はロープで調整できるようにしました(ここは、いささか手間がかかるので、改良の余地を残しております)

 

 

 

 

 

 

ちなみに、フタの箇所は魚を逃がさないようにするためとなる箇所ですので、網がオーバーラップするように切り込んで製作しております。

 

ま、こういったところは製作過程の中で、想像力を膨らませながら作れば、色んなアレンジ法が思いつくかと思いますので、自由発想で良いかと思います。

 

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そして、最後は底部に鉛を装着して出来上がり。

 

中通しのできる、鉛の25号を四つ角にセットしましたが、使ってみて少し軽かったので、鉛はもう少し追加しようと考えています。※なるべく重たいものを推奨します

 

あ、あと「吊るし紐」は適当に結んで出来上がり!ってところです。私の場合は、フタを開けやすくするため、4点にはぜず、中間点での「2点結びからの1点吊り」にしました(画像はありませんので想像してください)

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

そんな事で、この度製作したのは「ほんの一例・一形状」にすぎませんが、自作されるなら形や大きさはお好みで、楽しみながら自由アレンジされてみては如何でしょうか。

 

この自作スカリの肝は「形状より素材」にあります。

 

選定に至るまで、いろんな素材をホームセンター巡りで、見て触って確認しましたが、これがベストマッチ&安価でしたので、私のイチオシ素材です。

 

今は、次作として「円形状のスカリ」も作ろうかと考えているところです。...そんなこんなで、どなたかのお役に立てれば幸いです🙏

 

 

 

 

 

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