金属遊び研究会 fisherman RYO

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【 完全保存版 】知っとく情報!釣った魚を「活かしたまま」持ち帰る方法

 

活魚を持ち帰る

 

さてはて、この記事にどれだけ興味を持たれる方がいるのか、想像もつきませんが、釣れた魚を活かしたまま「持ち帰る方法」について記事にしてみました。

 

これは現在、私が「活魚の持ち帰り」を実践している中で学んだノウハウです。

失敗や意外に感じて学んだ事、活魚に向く魚、向かない魚(死にやすい)についての知識も少しずつ学んできたところです。

 

いずれにしても、活魚を持ち帰る持ち帰らないに関わらず、魚の生態の知識としても参考になるかと思いますので、よかったら最後までご覧ください。

 

 

 

 

 

魚の健康状態について

 

まずもって大事なのは、魚を釣った時に「いかに負担を軽減できるか?」というのが肝となります。具体的には「暴れる時間」や「針を外す時間」などにおいて、生体にかかるダメージを少なくするのが大事な要項です。

 

そうするため、私の場合は釣りをする際、必ず大きめのバケツを足元に準備して「海水を入れた状態」にしております。

 

魚を釣る➥バケツの上で針を外す➥バケツに魚が入る➥バケツごとイケマに。といつた感じで、スムーズな工程管理ができるようにする為です。

※大型魚の場合は速やかに針を外してイケマに直行

 

たとえ一瞬でも、強いダメージを魚に与えれば、一時は元気でもそれが後々になって致命傷になる事はよくありますので、扱いは出来る限り優しくするように心がける事が大事です。※但し、あせって自身に針が刺さるなどの事故には気をつけましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

船でイケマに入れられる場合

 

イケマがある場合、ある程度は海水も入れ替わりますので「そこそこ強い魚」であれば、特に細心の管理というのは必要はありません。

 

また船がよく動く場合だと、より海水が入れ替わりやすくなりますのでベターです(アンカリングしない釣りだと入れ替わりやすい)

 

エアレーターや循環用ポンプなども有効にはなりますが、水温と水の入れ替わりに気を付けておけば割と大丈夫です(弱い魚は難しい)※28°以上の高水温には要注意

 

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水温管理の必須アイテム

 

 

 

陸釣りなどでイケマが無い場合

 

ベストはスカリ(ビクなど)に入れて活かす事です。この場合だと、船のイケマよりも環境は良い事となります。もちろんスカリは大きいに越した事はありませんので、出来るだけ大きなスカリを準備しましょう。

 

因みに、「バッカンにブクブク」のパターンだと少々キツイです。なぜなら温度管理ができないからです。魚は、いったん弱りだすと急激に元気がなくなりますので、その場合そうなる前に水替えするなどで対策しましょう。

 

 

 

 

 

 

活魚をクルマで運ぶ

 

ここからが肝ですが、車で運搬する為にまず必須なのは、海水を入れるタンクと強力なエアーポンプ(ブロアー)になります。私の場合は「200リットル」のタンクに、かなりパワーのあるブロアを積載しております。

 

もちろん、運ぶ魚の量によりますので、ミニマムで考えた場合、クーラーボックスを改造+エアレーションにするも良し、あるいは何某かの水漏れしないタンク+エアレーションでもOKです。

 

但し全ての場合において、エアレーションをする以上は「上部にエアー抜き」を施す  必要があります。エアーの抜け場が無ければ、タンクがパンパンになり気圧があがり、水圧も上がります。※私はタンクの蓋にエアーホースを通して運用してます

 

 

 

 

 

 

水温管理が肝

 

車内で運搬する場合、冬場はあまり気にする必要はありませんが、気をつけないといけないのはとにかく夏場。例えば日本海の海水温は、夏場の7月から9月頃までは、約27°~31℃(海表面)ほどになります。

 

イケマの水温も然り... 高温に強い魚ならイケマでも何とか「ギリギリ生きている」状態といった環境です。そして、これを活魚で持ち帰るとなると、運ぶタンクの水温は18~24℃くらいまで落とさなければ死んでしまいます。

 

要は、海水が入れ替わらない環境だと、水温を6~7℃程度下げないと死にやすいと言う事になります。これは、水温が高い状態だと海水中の酸素濃度が低くなるが故です(タンク内は水量が有限なので水温とエアー供給が肝)

 

 

 

 

 

 

活魚が難しい魚種

 

そして、活かして持ち帰るのが無理なのはサワラマグロ類カツオ類です。この種が釣れた際には、持ち帰りは諦めて、いい感じで締めて冷やし込みましょう

 

あと、イカ類もスミを吐くと厳しいので、種類によってはかなり難易度が高いと言えます。また、ケンサキイカなど「ストレスに弱い種」は更に厳しくなります。

 

基本的に魚が死ぬのは、高水温や極端な低水温、そして酸欠が主な原因となりますが、高水温の限界目安は27°以上、低水温の限界目安は15°以下になろうかと思います(プラスエアレーション不足)

 

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活かし易い魚種

 

高温にも強い、元気な魚種の代表格は、フグ類ハタ類(エアー抜き必要)やイサキです。あと青物では南方系となるカンパチヒラマサも、まあまあ強いです。

 

また、少し弱いけど管理を上手にすれば「何とかなる」レベルではアジ類タイ類ヒラメブリスズキといったところになるかと思います。

 

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プロが使用するのはこのシリーズ

 

 

 

まとめ

 

ま、活魚を大量に持ち帰る人は少ないと思いますので、少量で持ち帰り「活き造り」などで楽しまれる程度なら、そのまま規模感を小さくする事を考慮されると良いです。活かす時間もまちまちになるかと思いますので、それぞれの環境でご判断ください。

 

ちなみに私の場合は200リットルのタンクにおよそ半分程度海水を入れた場合で、35~45センチくらいのイサキなら25~30匹、65~70センチくらいの青物なら6~8匹、アコウやクエなどのハタ類だと35~50センチくらいで20~30匹くらいは、何とかいける感じです。この状態で約12時間~18時間程度は活かすのが可能です。

 

簡単には以上ですが、何某かのお役に立てれれば幸いです🙏

 

www.metalcontrol.work

 

 

私が使用しているブロアです☟

 

私が使用しているタンク☟

 

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