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金属遊び研究会 fisherman RYO★

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【 保存版 】船外機の「息継ぎ症状」が解決!原因解明までのプロセスをかんたん解説します

息継ぎ症状(現象)とは

 

まず、私の愛艇はヤマハのUF20という20フィートのプレジャーボートですが、エンジンはスズキの60馬力で「DF-60A」というエンジンを載せております。

 

4ストエンジンで、DOHC12バルブ直列3気筒に、電子制御燃料噴射装置…いわゆるEPIを搭載している「低燃費」と「高性能」が売りのエンジンになります。

 

早速ですが、私のエンジンで起きた「息継ぎ症状」とは? ですが、低回転域では通常通り安定しておりますが… 高回転域でのみ問題がおきます。

 

具体的には、回転数がおよそ5000rpm以上になるといわゆる「息継ぎ症状」がおきます。

※使用期間は14ケ月。使用時間はおよそ400Hです(ご参考に)

 

どのような現象かと言いますと、高回転域からランダムに燃料がとぎれとぎれになっているような「ノッキング状態」になります。

 

要は、高回転になればとうぜん燃料をたくさん使うわけですが、燃料供給が追いついていないような状態になります。 言語での表現が難しいのですが、瞬間的に小さな「エンスト寸前の状態」がランダムに繰り返されるイメージです。

 

 

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原因を探す

 

11月7日にメカニック(マリンキットのK社長)の人にきていただいて調べました。

 

まずは、燃料ホースの間に圧力計をかまして燃料圧を計測します。 そしてアイドリング状態から全開域まで、全ての状態での燃圧を確認します。

 

圧力は、およそ「3キロ」近くまで上がっていれば問題ないらしく、これが「2キロ」程度の圧しか出ていないようなら、高回転時に「燃料の供給不足」になることが多いらしいです。 …あとは、エンジンを停止して5分過ぎても2キロ程度あればOKとの事。

 

みっちりと時間をかけて計測しましたが、走行時もエンジン停止後も、私のエンジンは全く異常なしの状態でした。 バラつきもありません。

 

次に、パソコンを繋いで制御しているコンピューターをみてもらいました。

 

こちらも、アイドリング状態から全開走行時まで全てのデータをとって、異常項目がないかを確認しますが……はい、これも全く問題ありません。

 

 
こりゃ困ったぞ…原因がつかめないと対策ができません
 

 

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燃圧に問題があった場合は「フィルターのつまり」や「燃料系への異物混入」また「コンピューターの異常」や「燃料ポンプの異常」など… また、その他も原因も考え得るらしいのですが、いわゆるセオリーにのっとった見方では何も思いつかない、との事。

 

K社長といっしょに変化点も含めて、およそ半年前までの出来事を時系列を追って考えおこしてみますが、やはり考え得る原因は思い当たらず不明……こりゃ困った。

 

…しばらくして「無いと思うけど念のため見てみよっか」と社長がきり出します。

 

何か、と言いますと…燃料フィルターって素人では替えにくいエンジンの内部にも「2箇所」入っているらしく、かなりメッシュの細かい「最終フィルター」と呼ばれるものがあるとの事。 ミクロン台のゴミもここで取る構造になっているのだそうです。

 

1次フィルターと2次フィルターの2層になっているとの事ですが…けっこう手間のかかる作業で、通常なら「2000時間以上」使用した船外機などでなければ、まず見ない箇所らしいのですが、それでも原因となる要素をつぶしていかなければ解決ができません。

 

 

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フューエルセパレータまで取り外しますが…この中にフィルターが2ヶあるとの事です。

 

 

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原因がわかりました

 

…そして、やっと出てきました。

 

出てきた瞬間のK社長「なんじゃこりゃ?」…ひどく汚れておりビックリとの事です。

 

そう、燃料がここへ来るまでのフィルティングですが、まずは燃料タンクから出てすぐのところへ外部フィルターがありますが、ここで大まかなゴミは殆ど除去できます(市販品が多く、さまざまなタイプのものがあります)

 

次に船外機に入って直ぐのところへ2次的なフィルターがあります(外部から交換可能) ここの汚れ具合で外部フィルターで除去できているか、がおよそ分かります。

 

ちなみにここは全く汚れておりませんでした。

 

…ので、ここで見落としがおきました。 見落としというよりは思い込みに近いのですが、この状態から考えると、まずこのフューエルセパレータの中のフィルターまでが汚れているとは通常では考えにくいらしいのです。

 

要は、フィルターメッシュは徐々に細かくなっていきますので、ここへたどり着くまでに殆どの場合は除去できている。というロジックです。

 

この後にも1つフィルターがありますが、ここはあまり汚れてませんでした。

 

 
粉塵に近いくらいの、そうとう小さなゴミがまわっていると思われます
 

 

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対策方法

 

恐らくは、この古い燃料タンクが原因ではないかと思います。

 

引き渡しの前に、マリーナできれいに清掃はしてくれたらしいのですが、いかんせ古いので仕方がありませんね。※当時、清掃するのに苦労したと言われておりました。

 

燃料はガソリンなので、エンジンへの供給は、ほぼほぼ上澄みからの採取となるハズですが…やはりそこは日本海での海遊びです。 波でタッポンタッポンとよく揺れますから、舞い上がった粉塵級のゴミが回ったんでしょうね~。

 

 

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まとめ☆

 

いわゆる「息継ぎ症状」について、一般的にはキャブレター仕様の船外機では、エアーと燃料の供給バランスの悪さでよくあるトラブルみたいですが、インジェクションでもこのようなトラブルは起き得るんだな。と…いい勉強になりました。

 

ちょうど燃圧を計っている時には「息継ぎ症状」が出ておりませんでしたので、大変困惑しましたが、燃圧が通常の水準まであってからの「フィルター詰まり」による燃料の供給不足も起こるんですね。 ま、ギリギリのところで起きていた現象なのでしょう。

 

実は、当初から新しいタンクに替えたかった思いがありましたので、これで踏ん切りがつきました。 タンク容量も既設のこのタンクは「60リットル」と少し大きめで場所もとっておりましたので、「45リットル」くらいのタンクに替えようかと思います。

 

という事で、もちろん原因となる事項はさまざまですが…同じような「息継ぎ症状」でお困りの方のご参考になれば。と思い記事を書いてみました。

 

後に「タンク交換」で対策した時の記事です☟

【 保存版 】意外と知らない故障原因!古いボートは燃料タンクを確認しないとヤバいです

 

 

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