はじめに☆
船外機のオイル交換とオイルフィルターの交換くらいであれば、海上係留の状態でも行えますが、ギアオイルの交換だけは「陸上げの状態」でなければ出来ません。
そのような事もあり、合理的な管理が好ましいのがボートのメンテナンス。…そこで、ボートを陸上げした際に「一度に行いたいメンテ」を記事にまとめてみました。
それぞれの「手順」と「勘どころ」を簡単に解説しながら記事にしてみましたので、よかったら最後までご覧ください。
MODEL:船体⇒YAMAHA UF-20 船外機⇒SUZUKI DF60A
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①エンジンオイルの交換★
オイル交換の場合は海上係留の状態でも可能ですが、理想的なのはやはりこのように陸上げした状態で行うのがベストです(オイルを完全に抜く事ができます)
画像中の黄色キャップのところがエンジンオイルの給油口になりますが、海上でオイルを替える場合はここからオイルを直接吸引して抜き、新しいオイルを注入します。
本記事は「陸上げでの交換方法」を解説した記事ですので、下から古いオイルを抜いてこの上の黄色キャップの箇所から新しいオイルを注入します。
※海上での交換方法はこちらをご参照下さい☟
はい。簡単に作業手順を説明します。
まずは最初に以下画像の「青〇部分」から古いオイルを抜き取ります。
キャップスクリューになってますので、六角レンチで緩めて下はオイル缶で受けます。この時に上部の黄色いキャップも外してやると、よりスムーズに抜けます。
はじめのうちはオイルの出に勢いがありますので受けの位置に注意して下さい。漏れるとやっかいです。 量が減って勢いがなくなってきたら缶の位置もかえましょう。
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古いオイルが抜けきれたら、ドレンのネジを締めて上部からオイルを入れます。
オイルは規定量よりまずは「少なめ」に入れます。…そしてレベルゲージで量を確認しながら適量まで入れて下さい。※抜き取るたびにふき取って油着する部位を確認
エンジンをまわすと、オイルがまわって若干ではありますが油面が下がりますので、レベルベージの適量範囲の少し「上限目」まで入れるようにしましょう。
エンジンオイルの交換周期:100時間または6ヶ月毎
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②ギアオイル交換☆
この作業は、陸上げした状態でなければ交換そのものが不可ですので、係留艇の陸上げ時の整備には「必須項目」となります。
作業手順ですが、まずは下側の✚になっているキャップ(ネジ)を外します。 ※プラスドライバー(もしくはマイナス)は大きいものを準備してください
次に上側の方のキャップ(ネジ)を外します。こうして上側のキャップを外すことで、エアーが抜けやすくなりギアオイルがより放出しやすくなります。
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ギアオイルが抜け切れたら下側からオイルを注入します。…そして上からあふれ出だしたらまずは上のキャップ(ネジ)から止めます。※この時に残っているエアーがも抜けますのでたっぷりと余分にあふれ出させて下さい
ここまでは下からオイルが抜けないようにギアオイルケースは押さえたままです。そして押さえた状態から、パッと外してささっとキャップ(ネジ)を締めこみます。
ネジ元にはパッキンがついてますが、オイル交換の際には新しいものに替えるようにしましょう。※ゴム系なので長く使うと朽ちてきます
ギアオイルの交換周期:100時間または6ヶ月毎
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③オイルエレメントの交換★
こちらは海上係留のままでも行える作業ですが、上架したついでにやった方が楽ですので、オイル交換などと合わせてやってしまいましょう。
手順は至って簡単… 外して装着するだけです。但し、フィルターレンチが必要となりますのでレンチはサイズを確認して必ず準備しておいてください。
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外した際には「座面の箇所」にうっすらとオイルを塗ると締め付けの際にエレメント側と馴染みやすくなりますので余っエンジンオイルをついでに塗りましょう。
エレメントの交換周期:200時間または1年毎
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④アーノードの交換★
エンジン内にもアーノードはありますがそちらの消耗は遅く、いつでも交換は可能ですが船外機の下についているアーノードは消耗しやすいので交換しましょう。
基本的には海面側である下側の大きなアーノードとその上についているアーノードの2ヵ所を交換しますが、下側の方は体積が大きいので周期が長くても大丈夫です。
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下側の大きいアーノードは2ヶ所止め、上側の小さいアーノードは1ヶ所止めになっております。 上側のアーノードは1年くらいで替えておいた方が良いです。
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⑤その他☆
別記事で詳細を書いておりますが「船底塗装」も1年に1度は必ずやるようにしましょう。ペースを怠ると貝類の付着を落とすのが大変です。
貝類の船底付着は、スピードや燃費の低下に直結しますので船体メンテの中では「最重要項目」と言えます。 業者に依頼する方が楽ですが、自分で行うのも愛着が持てるのでおすすめです。
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あとは「グリスアップ」もボートを上げた状態でなければ出来ませんので、出来れば要所にグリスをさすようにしましょう。※2年に1回程度でも良いと思います
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まとめ☆
という事で、係留船を陸上げした際に施工したい項目を記事にしてみました。
わたしの場合は「船底塗装」を必ず1年に一度行っておりますので、そのタイミングで合せて船外機のメンテをおこなう、というのがルーティーンとなっております。

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