既設パネルの状態
こちらが既設のヒューズ用パネルになります。
およそ30年前の代物になりますが、電装類のヒューズがとんだ時に交換するためのボックスになります。 上にあるのはブレーカーです。
新しい電装品の取付けと、それにともない全体的に接触の悪い現行スイッチの「配線の整理」を行いますので、その中枢を担えるようにパネルスイッチを取り付ける事にしました。
裏側です。ご覧のとおり青さびもしっかり出てきておりますし、ボルトの赤さびの浸食も見てとれます。…ま、完全に替え時と言っていい状態ですね。
配線の状態は、上にあるブレーカーから赤線(+)がきて繋がっているのとマイナス側には束線から6本がそれぞれ接続してあります。
新しいパネルスイッチ
はい。新しく購入したのがこちらです。
シガーソケットのついたものや、USB端子のついたもの、端子数もしかりですが… 選択肢がたくさんありましたので、この選択にはずいぶん迷いましたが、取り付ける船体側のスペースを考慮して最もサイズが近しく、かつシンプルなものにしました。
取り付けました。青さびだらけのボルト外しには随分と苦労しましたが、無事に終了です。
さすがに全くの手つかずでの交換は無理で、船体側の穴を下へ30mmほどは切り下げる必要はありましたので、ノコで切断して調整しました。
表からです。 いい感じになりました。
実は既存品より横幅が7mmほど短かったので、穴とパネルのすき間が出ることを想定して補助材の準備もしておりましたが、ありがたいことにキレイに上手く隠れました。
こちらが少し引いた画です。キャビンの出入口になりますが、ブレーカーがあって、その下に取付けておりますが、上から順に以下の電装類をつなぎます。
- GPS魚探
- 電動リール用電源端子(1ヶ所)
- イケマのエアレーター
- LEDデッキライト
- 航海灯
- 停泊灯
航海灯と停泊灯については外の操舵席に既存のスイッチがありますが、スイッチ自体が古くて接触不良になりそうなので、全てこちらに集約することにします。
配線の接続
無事に配線の接続もおわりました。
ブレーカーはそのまま活かします。 ヒューズは本来ならそれぞれの配線に付けた方が良いのですが、まとめて20Aのものをかましました(+ブレーカーでの対策とする)
1ヶ所ずつ動作確認をしながらつないでいきましたが、最後にひととおり動作確認をして無事終了です。 残念なのはパネルスイッチをONにした時に、点灯するLEDライトが1ヶ所切れていた事です。 機能はしております… 返品交換はとても面倒なのでこのままいきます。
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まとめ
海上係留ですので、さまざまなところへ塩の影響を受けておりました。 配線も端子から20mm程度の範囲にまで塩の影響がありました(配線の中)
今後も電装周りや配線の接続箇所、また錆をもらしやすい箇所は時々チェック&メンテが必要ですね。 電気は目に見えないので細心の注意が必要です。大変勉強になる工事でした。
やはりボートの電装類については塩害の影響が考えられますので、古いものはチェックして交換した方が良いですね。 気分もリフレッシュされます。
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