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ミクロ気泡で魚を元気に活かす「エアレーター」のすごい力!【 KA500F・フロートタイプの設置パターンを解説 】

エアレーション効果 / KA500F・KeepAlive製

 

あなたは魚を元気に活かすためには「容量の大きな生簀」と「大量の水循環」が必要だと思ってませんか? ...わたしは基本的にそのように考えておりました。

 

ところが調べてみてわかった事… もちろんその考え方も決して間違いではありませんが、効率性を考えるとエアレーターをつけた方がベターだという事です。

 

この記事ではそのようなエアレーターの有効性についてのかんたん解説と、マイボートに取り付けたプロセスをざっとご紹介していきます。

 

生簀(イケマ)の容量について

釣魚の量にともなって「魚が入るほどの容量」はもちろん最低でも必要にはなりますが、魚を元気に活かすために容量を増やして水もどんどん循環させてやれば良い。という考え方は古く、あまり効果的ではありません。

 

なぜなら外循環をいくら行っても、酸素がしっかりと水中に溶け込むわけではありませんので、表面的に酸素が発生しても、すぐに浮きあがり空気中にかえってしまうからです。

 

魚が弱る主な原因は、水中の酸素量が減って「アンモニア濃度」が上がるからに他なりません。

 

生簀(イケマ)の容量が小さければ、それなりにアンモニア濃度が上がるのも早いため、確かに外循環も効果的ではないとは言いきれません。...しかし、極小のミクロサイズの気泡を水中に存分に供給する。という方法が、最も魚にとってストレスが少なく、活性を保つための有効な手段だと言われております。

 

 

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気泡のサイズの重要性

 

次に気泡の大きさについて触れていきます。

 

例えば「ぶくぶく」と言われるエアーポンプをまわしたとします。 エアーポンプから出たエアーは気泡が大きく、そのまま浮き上がって外に出てしまいます。

 

水との接触による微々たる「酸素残量」はあるかも知れませんが、いずれにしても長くは持ちません。 気泡は小さければ小さいほどゆっくりと上昇し、水中にながく留まります。

 

特に海水の場合は真水より比重が高いため、気泡は真水のときより小さくなり、溶け込み効果はいっそう大きくなります。 小さな気泡にすればするほど水中への溶け込み量が倍加する効果があるという事です。

 

という事で、最近ではポンプ循環よりエアレーター効果の有効性が見直されております。 ※また循環で水流が強すぎると魚のストレスにもなります。

 

 

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私が購入したフロート式です(清掃管理のしやすさを考慮)

 

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イケマに設置

 

はい。 こちらがマイボートの生簀(イケマ)になりますが、けっこう狭い方です。

 

一旦は、配線の外周におよそ1m程度の長さほど「保護材」を巻きましたが、プリセット時の長さを確認しながら長さ調整していきます(配線を通す穴は配線のみ通すようにします)

 

フロートが浮いた状態で真ん中あたりにくる位置を目指して長さを調整します。

 

 

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さんざん穴あけ箇所を考えたのち、思い切って穴あけを行い「キャビン内」に配線が通せるようにしました(Φ5.5の穴あけ)

 

横には配線が固定できるように「止め」をパテで接着しました。

 

 

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次に、配線を通してパテでしっかりと固定しました。

 

シリコン系(コーキング)でも良かったのですが、根本的に劣化が早いのと、配線の動きによっての「すきま離だく」がこわいので、水中パテを用いてがっちりと固定しました(穴の隙間にもしっかりと押し込んでおります)

 

 

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そして、更に配線の動きを抑制するためにシリコンをごっぽりと塗り付けました。 見た目は悪いですが、これで配線にやさしく断線もし難い状態になります。 

 

 

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配線の長さは、水をはってエアレーターが浮かんだ際に「およそ真ん中」の位置にくるくらいに調整しました(長すぎると魚の泳ぎの邪魔になる)

 

ちなみにこのフロートタイプでも「沈めて固定」させる事ができます。 その場合は上部にあるエアホールにホースをつないで空気が送れるようにしてやればOKです。

 

 

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動かしてみました

 

配線が終わり、水をはって電源を入れてみますが… 音も静かでいい感じです!

 

実はここまで準備をしておきながら、本体の動作確認をしておりませんでしたので、いささか心配しておりましたが、無事に回ってホッとしました。

 

 

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分かりますか? ...実に気泡の細やかないい泡が出ております。これが通常のエアーポンプからでるエアーの粒径と違うところです。まさにミクロ級の泡です。

 

海水ですので真水より粒子が小さくなり、気泡は目立ちにくいのですが、今後はエアーの量を調整しながらちょうどいいところを探ってみたいと思います。

 

う~ん。見ていても気持ちがいいのですが、これならしっかりと水中に溶け込む酸素濃度も上がって魚の酸素不足も充分解消されそうですね。

 

釣魚もしかりですが、これで泳がせ用のベイトたちも元気に泳ぎ回ることでしょう。

 

 

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エアー弁を少し大きく開いてみました。 見るからに「超細かい気泡」がしっかりと溶け込んでいる感じです。

 

 

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この記事で紹介しているフロートタイプです☟

 

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追加補強

 

設置後、しばらく使用しているうちにコーキング部が少しずつ割けてきましたので、電源コードが吊れるように補強を入れました。

 

SUSボルトは低頭のものを使用してフタのがたつきを防止します。…このように吊っておけば、コーキング部位にこれ以上の負担はありません。

 

 

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そして更に、コードの負担を少なくするため本体をロープで吊るようにしました。電源コードより少し短めにしてやるとコードそのものへの負担が解消されます。

 

設置の環境によりますが、このような設置をする場合は「吊り補強を加えて」のセットが理想的です。これなら安心して使用ができます。

 

 

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まとめ★ 

 

トーナメンターなども推奨している「エアー循環システム」ですが、ベイトに元気でいてもらう… また釣魚を最後まで元気に活かしておく… など、いづれにしても魚たちを最後までストレス少なく生かしておくためには必須アイテムになるかと思います。

 

ちなみに、気になる消費電流も、およそ「1.25A~1.75A」ですので、バッテリー消費もそこまで気にする必要はありません。 ボーターにおすすめのアイテムです!

 

 

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