最高水準のコストパフォーマンス
一般的にはまだまだ高価な「PEライン」ですが、安価で品質の良いPEラインはないのか?と調べていくうちにたどり着いたのが「ランケル」のPEライン。
ま、とにもかくにも「ものは試し」という事で、さっそく3種類の8編のPEラインを、Amazonで購入してみましたが、な~んと「驚愕の価格」は以下になります。
- 3号・ 40LB/18.1kg 0.012"/0.3mm ⇒ 500mで ¥2.180(送料&税込み)
- 6号・ 70LB/31.8kg 0.016"/0.4mm ⇒ 300mで ¥1.480(送料&税込み)
- 8号・100LB/45.4kg 0.020"/0.5mm ⇒ 300mで ¥1.480(送料&税込み)
参考ブログ→RUNCL 高強度PEラインは頑丈でお手頃価格!
RNCL公式HP→Runcl | Shop Fishing Tackle, Lures, Reels,
巻きドラムは安っぽい感じですが、勿論そんなところにコストはかかっていなくてOK。品質と価格のバランス感覚は、これから使ってみてからの判断となりますが… いづれにしても少し長いスパンでの検証になります。追って気づきがあれば記事は随時リライトしたいと思います。
楽天での購入→ランケル 高強度 PEライン 8編 100m 300m 500m 1000m【0.4号 0.6号 0.8号 1号 1.2号 1.5号 2号 3号 4号 5号 6号 7号 8号】
以下の表は、購入時の「amazon」のページに出ていた「号数対応表」になりますが、一般的な国産PEラインと比較した表になります。いわゆる「目安」みたいなものです。
わたしがこのたび購入したのは3号、6号、8号ですが、3号の場合は4号相当となっており、6号の場合は逆に5号相当となっておりますが、8号はそのまま8号相当となります。
生産国やメーカーによっても規格の違いやばらつきはありますが、要は「ランケル製品」だと国産品と同じ号数でも細径の領域だと少し太めの設定となっているという事になるみたいです(海外品はそのような傾向にあるみたいですね)
一方で、5号からは逆転しまして、わたしの購入した6号は、5号に相当するとあります。ただし8号では8号となっております… 果たしてこのロジックはどう解釈すれば良いのだろうか⁉
はい。では更に細かいところを比較してみます。
以下の表は一般的な「国産PEライン」のスペックですが、この度購入した3種を先の「号数対応表」の関係性と合わせて分析比較してまとめてみました。
- ランケル3号:線径は国産品の3号と同じですが、強度は2号に相当します。上記の「号数対応表」では4号相当の太さとありますが、メーカーによって異なりますので線径はほぼ国産と同じと考えて良いでしょう。※1号下がりの感覚
- ランケル6号:線径で国産品とちょうど比較できる規格はありませんが、およそで置き換えるならば「5.5号相当」と言って良いでしょう。強度の方は、およそ4.5号相当に値する感じになります。※実質的に1号下がりの感覚
- ランケル8号:線径、強度共に国産品と比べてもほぼほぼ同じスペックと言っていいでしょう。※同等のスペック
8号はキャタリナ6500Hに、6号はソルティガ4500Hに巻きました。
ランケルのPEラインを巻いた後に、2回ほど「トップゲーム」で使用しましたが、共にキャストした時、ルアーからおよそ10M~15Mほど手前にモジャモジャのもつれが発生しました(5回に1回くらいの割合で発生しました)
ま、これはスピニングでのキャストゲームならではの現象でもあるのですが、線径が太いだけにけっこう大きな「もつれ」にはなりました(但し、ほぐすとすぐに解けます)
ところが、キャストを重ねる毎に、もつれの頻度は下がりましたので、馴染んでくると問題は解決するものと思われます。最後の頃には殆ど「もつれ」は無くなりました。
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5色で、1M毎にカラーが変わりますので、派手ではありますが同じ色が1回きたら5M、2回で10Mとなりますので、目安になりやすい配色となっております。
Amazonで購入した流れ★
ご参考までに、こちらは「Amazon」で買ったときの購入画面ですが、8編み6号を300mに設定して発注した時のものでして… これで1巻が¥1.480(税込み&送料込)です。
一般的な8編のPEラインとして考えると信じられないコスパです。
購入プロセスで「仕様」が確認できるので、ご参考までに購入した際の手順をご説明しますが、まずはここの箇所で「長さの指示」を行います。
はい。そして、次にこちらのサイズ枠をクリックしてスペックを決めます。
このとき、長さによっては規格が当てはまらない場合には「透字」になっており、指示ができなくなっておりますので、とても分かりやすいです。
ここで、ランケルの「仕様」が分かりますので、ご自身が定番で使用されている国産PEがあれば、その品のスペックと比較検討されると良いかと思います。
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まとめ☆
はい。あくまで数値上での検証となりましたが、総括しますと「ライン強度」という基準で考えた場合、同じ号数だとランケルPEは一般的な国産PEより「1号程度弱い」と考えた方が良いと思います(もちろん国産品でもメーカーやスペックによって比較基準は変わります)
つまり、3号なら2号相当、5号なら4号相当みたいな感じです。
要は同じ強度なら線径が太くなりますので、キャスティングなら「飛距離」、バーチカルな釣りなら水抵抗からなる「沈下速度」に影響はしてきます。 …ので、いわゆる高価なラインとは逆方向の作用が生じる事になりますので、価格より品質にこだわる人は国産品の方が向いているかと思います。…ま、このあたりの判断は用途(目的)によりますね。
但し、太径となると別です。なぜだか8号などに至っては、国産PEとほぼ「同じスペック」になりますので、割安感はかなり大きいものになります。お買い得感は大ですので太径のPEを購入される場合は大変おすすめです。
それと実は、この記事を書くにあたって破断試験(何キロで切れるか)を、工業試験センターに持ち込んで、実際に破断してみてデータ比較してみようかと思っておりました。
…その心ですが「カタログ数値」というのは、あくまでメーカーが明記したものであり、実際の強度は本当にやってみないと分からないところがあるからです。つまり高いから良いとは限りませんし、逆に安いから悪いとも限りません。
ま、この部分はとても興味深いところですので、機会があれば本当に「破断試験」をやってみたいと思います。実行した際には記事にして本記事の情報と紐づけたいと思います。
という事で、購入するかどうかの判断は、もちろん各個人の判断でまちまちとなりますが、まさに費用対効果と価値観の問題というだけの事になります。
高価なPEを大事に使って、劣化や傷に気づかずにワンチャンを逃す場合もあるだろうし、逆にランケル品が安いからといってバンバン替えていたら逆に高くもつくでしょう。ま、自らのスタイルに応じての使い分けが大切だという事になりますね。
実はわたしも購入時には、あまりにも安価なので正直なところ戸惑いもありましたが、いちがいに「安いから悪い」とも限りませんので、この際に国産PEと併用ながら違いを確かめてみたい、という強い興味があって購入したところです。
…ので、先に述べた実際の「破断テスト」をした場合もしかりですが、アングラー目線で感じた事があれば、本件については追って記事にしたいと思います。
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