はじめに★
船酔いをするのでオフショアへでれない。と思っているあなたは、もしや勿体ないことに「機会損失」をしているのかも⁉ 知れません。 ...かつてのわたしがそうでした。
昔から三半規管が弱く、乗り物にのるとすぐに気分が悪くなっていたわたしが、今やプレジャーボートの船長をしております… なぜだと思われますか?
実は、今でも決して船の揺れに慣れることで「体質的に強くなった」というわけではありません。 結論を言うと酔いやすいシチュエーションであれど上手く付き合えている、ということです。
この記事の本質である「そのあたりの核心」については後ほどふれていきたいと思います。
さて、船酔いについて、調べようとググっても「しっかり睡眠をとりましょう」であるとか、「お腹いっぱいに食べないようにしよう」であるとか、どの記事をみてもほとんど同じような情報ばかりを目にするのではないでしょうか?
確かにどの情報も正解だとは思いますが、およそは「教科書どおり」のセオリーを、そのまま記事にしている「2次情報」がほとんどではないかと感じております。
あなたがこの記事にたどり着いたのはとても幸運です。
この記事では、わたしの体験や主観から、本質を捉えながらの「1次情報」として、できるだけあなたの不安を払拭していければと思っております。
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子供の頃の体験☆
親の里帰りや、学校の遠足など、子供の頃からクルマやバスにはさんざん乗ってきましたが、ほとんどの場合、わたしは気分が悪くなっておりました。ひどいときには吐くことも...。
※自分でクルマを運転するようになってからは解消しております。
そんなわたしは当時、例えば人が100人いたら、その中で酔いやすい人「ワースト5」にはじゅうぶん入るだろうという、変な自信さえありました。酔いやすさという意味で言うと、そのような感じで自覚しておりました。
そのように自分自身、「三半規管が弱い」と思って生きてきましたが… 実は、認識してきた中で「勘違いしやすい」シチュエーションもいくつか存在しておりました。
その「勘違いのあった部分」が、この記事のテーマと大きく関わる大事なポイントですので、次項で触れていきたいと思います。
酔いやすい状況★
先に述べた「勘違いのあった部分」について掘り下げていきます。
ポイントとしては大きく2つあり、当時のわたしはそのことで、自分は「船にも酔いしやすい」という自己認識をして、オフショアに出る自信がありませんでした。
そこで... もしや?同じように思い込み、なかなか「オフショアの世界」へ踏み出せないでいる人が多いのでは?と思い、伝えたいマインドでこの記事を書いたところです。
桟橋の釣りで
アングラーの方は、桟橋での釣りを経験している人も多いのではないでしょうか。
そこで勘違いしやすいポイントですが、わたしの場合、ほとんど揺れていない桟橋で釣りをしていたところ、ものの数分ですっかり気分が悪くなっておりました。
…つまり、こんなに揺れていることも分かりにくいほどの、わずかな揺れでさえも気分が悪くなるようではとても船釣りなんて無理だと認識せざるを得ない状況に陥ります。
after➥どうやら人間の三半規管というのは、わずかながらの揺れでさえも「揺れている」と、脳が認識していた方が、まだ酔いにくいらしいです。
また、ごくわずかで、ほとんど分からないくらいの上下の揺れの方が酔いやすいとも聞いた事があります(事実は分かりません)
※わたしの場合は、これで船釣りは絶対に無理だと思い込んでおりました。
フェリーの乗船で
短い時間であっても、係留している状態のフェリーの揺れには気分が悪くなっておりました。特に室内にいるときなどは換気も悪く、酔いやすい状況にありました。
さらに、書籍などの小さな文字を見ていると直ぐに気分が悪くなっておりましたので、目をつぶって仮眠するか、外に出て遠くを見るか、という行為で調整しておりました。
after➥桟橋の原理と同じく、特にゆっくりとした上下の揺れ(+前後左右のMIX)には、人間は酔いやすいようです(事実は分かりません)
航行していれば、まだ上下の揺れだけで、横方向は一定なので酔いにくいのですが、停泊している時はゆっくりと全体が揺れているので一気に酔いやすい環境になります。
※こんな大きな船体で気分が悪くなるようなら、小さい遊漁船などで停泊しながらの船釣りなんて「絶対にNG」と思い込んでおりました。
酔わないために★
はい。これまでの説明で、わたしが乗り物に「酔いやすかったこと」、そして船にも酔いやすいと「思い込んでいたこと」をかんたんに説明してまいりました。
船に「酔いやすい」と思い込んでいるあなたも、きっとどこか「腑に落ちる」ところがあったのではないでしょうか!?
ここからは、わたし自身がその強い思い込みを、どうやって克服してきたのか? 「本質的な部分」を解説していきたいと思います。
正確に言いますと「酔いやすい」という意味では、わたしはいまだに克服はしておりませんが、 酔いやすくても実際には楽しく釣りが出来ている。という事です。
...そう。今やわたしは酔いやすくても「全く問題はない」と思っております。
酔いやすいのは体質ですので仕方がありません。酔っても 回復さえすれば楽しく遊べるので、酔っても「すぐに復活できる」という状態になるのがゴールだと思います。
酔い止めの服用★
ありきたりですが、一番大事なことが「酔い止めの服用」です。
飲むのと飲まないのではまるで違ってきます。どれくらい違うのか?およそのデータでものを言いますと… わたしは過去におそらく「500回以上」はオフショアで遊んでます。…しかし、まともに船酔いして吐いたところまでいったのはたったの1度きりです。
スゴイと思いませんか?
考えてみてください... 先に述べたレベルの「酔いやすさ」である、わたしがそのくらいの確率だと言うことです。それも、その一度は夜焚きのイカ釣り(夜は視界が狭くなり酔いやすい)で、波は3メートルほどの時化の中での船酔いです。しかし、それでも吐いた後、少しして復活して釣りをしてましたので、酔い止め効果は絶大なものがあります。
因みに、今でも酔いやすいこのわたしが、ボートを係留して遊んでいるのは日本海です。…あの「日本海の荒波」という言葉があるほどの海です。しかも現地では、少々の荒れ模様でも出ていくことで知られている「バカ者」です。…そんなわたしが 実は酔いやすい体質だなんて、おそらく周りの人は想像もしていないと思います。
実際に下を向いて魚を締めたり、さばいたりする時や、仕掛けのもつれなどを時化の中で解く時などはいっきに気分が悪くなります。しかし、しばらく目先を遠目にしていたら早いうちに復活します。これが薬の効果だと思っております。だからわたしはいまだに酔い止めは毎回飲むようにしております。
...実は何度か飲み忘れていたことがあり「何だか気分の悪さが復活しないな?」ってなことで思い出し、飲んだらすぐに良くなった経験もありますので、思い込みではなく実際に薬が「効いている」というのは身をもって感じているところです。酔いやすい人はまず、酔い止めの服用は前提条件としましょう。
セオリーを気にしない☆
はい。次は「心持ち」の方にふれていきます。
結論から言うと、あまり「固定概念」にとらわれない方が良いです。どういうことかと言いますと、酔わないために行うセオリーをあまり気にしない、と言うことです。
特に「しっかり睡眠をとらないといけない」と言うのは気にしすぎるとプレッシャーになり、逆に寝むれなくなったりします。 それでは本末転倒もいいところです。
…確かに睡眠時間というのは何ごとにも大事ではありますが、実際に睡眠が足りなかった場合、そこで睡眠不足を悔やんでも仕方なく、悪い方向に考えるばかりですので、自分は「薬を飲むから絶対に酔わない」と自己暗示を強くかけましょう。
また、もうひとつ酔いにくくなるポイントがあります。
ズバリ言いますと「高いお金を払って楽しみにきているのに酔ったら台無しになる」ととても強く思うことです。要は「お金を払ってまでしんどい思いするってのは最悪で大損や~!」って強く思うと、これがけっこう効きます。…ま、実際にそうですもんね。
大事な心持ちのポイントをまとめます。
- 酔い止めを飲む(飲んでいれば一時的に悪くなっても復活する)
- 酔ったら損する(お金を払ってしんどい思いは絶対に嫌だと強く思う)
- 睡眠時間をきにしない(帰ってから深く眠れるのでありがたいと思う)
- 下や1点を集中して見ない(気分が悪くなりそうな場合は遠目で調整する)
- 釣れなくても楽しむ(釣りに集中して心から楽しむとかなり酔いにくい)
- 大便を済ます(便秘ぎみの人は前日までにはスッキリ調整しておく)
大まかにはこんなところですが、長い間「強い自己暗示」にかかっているあなたは、とにかく「薬の力」を信じるように下さい。それが全ての余裕と安心を生みだします。
わたし自身、今でも薬を飲まなかったら直ぐに酔いますが、飲んでいたらかなりヤバい時化でも酔わない自信があります。あるいは酔っても遠見の調整で復活します。
効きに個人差はあるのかも?知れませんが、そこは測れませんので誰にも分かりません。…案外わたしとて、実際にはあまり効いていなのかも?知れませんが、薬が効くという「思い込み」の相乗効果があっての結果なのかも?知れません。
ちなみに酔わない人は、ほんと~にどうやっても酔いませんが(ちなみに金属遊び研究会メンバーで酔うのは船長のわたしだけ)、酔う人も上手く調整することはできて、しっかり楽しめますので気軽な気持ちでオフショアへ踏み出されたら良いと思います。
余談ですが、わたしの師匠(ボートオーナー)もよく酔います。
この人は「酔い止め」は全く飲みませんが、酔ってもあまり気にしないみたいです(地元の人でしょっちゅう出るからキリがない) こんな人もいます。…酔うことをあまり恐れないのも1つの大事なマインドかも知れませんね。
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まとめ☆
はい。そんなことで記事にしてみましたが… お役にたったでしょうか。
ま、少なくともここに荒波でも楽しく遊んでいる「船酔いする船長」がいるのは事実です。…大事なのは「酔いやすさ」と上手くつきあいながら楽しく遊ぶことです。
ショアでしか釣りをしたことがない人はぜひ、1度はオフショアに出てみられたら良いと思います。そうすると「釣りの世界」が一気に広がるに違いありません。
そのような思いもあって、冒頭で「機会損失」という言葉に触れたところです。
かつてわたしも、船釣りだけは「絶対に無理」だと思っておりましたが、仕事上の縁があって、強引に誘ってくれた人がいての始まりでした(勇気をもって出てみました)
そのことで「ボートライフ」が始まり、当時は想像さえしていなかった船長になり、楽しい今があります! 新世界を教えてくれたその人には本当に感謝してやみません。
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